ドミニオンファンドとは

ドミニオングループは2004年に創立された​ガンジー島籍のファンド会社です。​

ファンドマネジメント会社としては比較的新しいですが、RL360やフレンズプロビデントなどの保険商品ではなく、積立投資商品を扱っている​のが特徴です。

そして、ドミニオンの商品は、積立型ファンドと一括型ファンドの以下の2種類のみとなっています。

①一括型ファンド MIS(MY INVESTMENT STRATEGY:マイインベストメントストラテジー)
②積み立て型ファンド MSS(MY SAVING STRATEGY:マイセービングストラテジー)

監査法人は監査大手のPWCで、また​投資家の資産はBNYMELLONの口座で分別管理されているため、投資資産が横領されるというようなことは通常ありません。また信用格付けはS&PでAA-を得ていますので、簡単に破綻することはないかと思います。

ドミニオンは詐欺なのか

当事務所でも、「ドミニオンを契約しましたが、詐欺ではないですか?」という問い合わせを時々いただきます。

上記のように、ドミニオン社自体はガンジー島にある信頼ある会社であり、詐欺会社ではなく、簡単に破綻したりすることはないだろうと思われます。

しかしながら、問題は販売の手法と契約の内容です。

ドミニオンの販売手法の問題

ドミニオンファンドは2020年10月から、アジア展開をスタートしたようです。日本には、2021年の半ばごろから進出してきたようです。

ドミニオンは海外積立保険より手数料が安いという触れ込みにのってファンドの契約者は増加傾向のようです。

しかし、契約後不安になってネットで調べてみたところ、WEBサイト上では解約したいなども声を見つけて解約したいと思う方もいるようです。

この原因は、IFAとよばれる、個人で活動しているドミニオンファンドの紹介者の勧誘方法にあります。IFAは積立投資商品を販売しないと手数料収入が入りませんから、リスクを十分に説明しないまま販売しているケースが多くあったのも事実です。

具体的には、以下のようなものです。

「最初は毎月一定の額が引き落とされるけれど、2年経ったら減額したり、嫌ならいつでもやめてもいいので気軽に始められる」

「お金のセミナーに出るだけではダメ。実際に行動することが大事」

「老後の資金形成のためには海外積み立てが最適」

「マイナスになる可能性はゼロではないが、プロが運用しているから運用の失敗はほぼない」

このようにすすめられ、「何となく良さそう」というふわっとした理由で契約してしまっている例が非常に多いのが現実です。

また、契約書の内容も英文で書かれているので、内容を理解して契約している人がどれほどいるか極めて疑問です。

ドミニオンファンドの解約方法は難しい

現在、ドミニオンファンドは契約者が増加しているようです。

しかし、上記のように、運用期間の長さや運用成績等の理由で、早期解約を検討している投資家も少なくありません。

ところが、日本の商品とは違い、ドミニオンファンドの積立ファンドの解約は簡単にはできません。

この理由はいくつかあります。

まず一つが、解約手続きをしようとすると、IFA(主として紹介者)が反対するということです。IFAに解約したい旨告げると、「今解約したら手数料がかかって損する」「投資は長期契約が基本」「今は市場環境が悪いが、いずれはバブルが来る」等と言われ、解約を引き延ばそうとしてきます。

これは、多くの場合、早期解約されると、IFAの報酬がもらえないからです。

しかし、自分の利益のために投資家の解約を妨害する等、あってはならないことです。

よくあるのが、「ドミニオンファンドは契約後2年以内は解約できない、と言われた」という話です。

しかし、これは「100%全くのウソ」です。

実際は、契約後2年以内であっても、解約は可能です(但し高額な違約金は発生します)ので、契約書をよく見て、業者の言っていることをうのみにしないことが重要です。

ロイヤルロンドン360等の商品を契約するときは日本語の資料を用意してくれたIFAも、早期解約しようとすると、全くサポートを拒否するのが通常です。

そのため、投資家は自分で調べて何とかしようと試みます。

しかし、情報はすべて英語であり、詳しい解約手続きを素人でもできるよう、一から解説しているサイトはほぼありません。

また、内容があっても、海外投資関連に詳しい行政書士等の専門家でないと、何をすべきかわからないのが通常です。

そのため、一般の方は、解約することができずに、途方に暮れてしまうのです。

よくある質問

Q.依頼すれば、確実に返金されるのですか?

A.どんなものでも、100%確実というものはありません。ただ、現在のところ、受任したケースについては、100%解約できていますのでご安心ください。

Q.私の場合、いくら返金されますか?

A.契約書と支払い状況をお知らせいただければ、5万円+税で概算額を調査します。ただし、実際の返金額は解約時の運用成績によりますので、概算額であること、ご了承ください。

Q.手続きが面倒なので、放っておいてもいいでしょうか?

A.投資額がかなり少額な場合を除き、放置はおすすめしません。海外ファンドを解約しないまま放置すると、将来的に凍結されることもありますし、死亡すると相続手続きが必要になります。そして、相続手続きについては、解約とは比較にならないぐらい費用、時間がかかります。そうすると、相続人である奥さんや子供がかなり困ることになります。

そのため、高齢の方で、一定額以上の投資をされている場合は、可能な限り早く解約することをお勧めしております。

Q.ドミニオンファンドを解約した場合、御社に依頼すると契約内容より多くの額が返ってくるのですか?

A.返金額は、契約内容と運用成績によって決まります。ですので、契約内容より多くの額が返ってくるわけではありません。もっとも、解約ができないと返戻率はそもそも0%ですし、解約後の資金はすべてお客様の口座に振り込まれますので、ご依頼いただくメリットは大きいかと思います。

当事務所のサービス

当事務所では、ドミニオンファンドの解約でお悩みの方のため、ドミニオンファンドの解約代行サービスを行っております。

各種手続が必要な場合、ドミニオン社とのやりとりの代行、必要書類の準備に関するコンサルティング、翻訳、公証業務までワンストップでサービスを行い、お客様の口座に入金が完了するまでサポートを行います。

業務報酬(標準報酬・税込)

1.ドミニオンファンド解約代行サポート:22万円

※上記は標準報酬であり、ケースによっては安くなることもありますし、高くなることもあります。詳しくは、メールにてお問い合わせください。

※対応地域:大阪、京都、兵庫等の近畿圏を中心にメール、郵送、電話等で全国対応いたしますので、遠方の方もお気軽にお問い合わせください(※当事務所は、東京、神奈川、埼玉、千葉等の首都圏からも多数のご依頼をいただいております)

※報酬は原則的に前払い制となっております。ただ、現在のところ100%解約は成功しておりますので、安心してご依頼ください。

2.ドミニオンファンド解約返戻金概算調査サポート:5万5千円

・「解約してもほんの少ししか返ってこないのでは?」という方のため、お客様がドミニオンファンドを解約した場合に返ってくる額の概算調査をサポートします。ただし、解約時期や運用成績により変動しますので、実際の返金額とは異なりますので、ご了承ください。

・ケースによっては、別途公証や翻訳等の実費がかかる場合があります。その場合は、別途費用になりますのでご了承ください。

3.ドミニオンファンドの相続手続きサポート:55万円

ドミニオンファンドの相続手続きについては、生前に解約する場合と比べ、手続きも大幅に複雑になり、時間も長くかかりますので、相続人が自分で行うのはほとんど無理かと思います。

そこで、国際相続を得意とする当事務所が相続人の口座に資金を入金できるまで、しっかりサポートいたします。

海外ファンドの解約や相続専門の当事務所にご依頼することで、手続きについての不安がなくなり、資金回収までの手間や時間を大幅に削減できます。

一人で悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。

個別相談のみをご希望の場合は、30分5500円(税込)の費用がかかります。下記フォームからメールを送付いただければ、振込先を送付いたしますので、相談内容を簡単に書いて、メールをお願いいたします。

お問い合わせ

※ドミニオンファンドについての解約手続きについては、現在100%更新中です。ただし、契約からの年数が短い場合は、当初の契約に基づき、かなり多くの早期解約手数料が引かれた形で返金されますので、ご注意ください。