海外積立保険(オフショア積立保険)とは

海外積立保険(オフショア積立保険)とは、海外の大手保険会社・信託会社などが主体となって運用している生命保険です。

支払い方法としては、多くの場合、郵送などで口座を開設し、毎月クレジットカード・口座引落で積立を行います。

資金は一括で支払う場合もありますが、多くは毎月1~2万円などの少額から購入可能です。

そして、集まった資金を元手に、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)が海外のファンドや株式、債券等を選定し、投資を行います。ですから、日本の生命保険とは違い、実態はファンドに近い商品といえます。

投資期間は、5年から30年などプランにより様々ですが、海外積立投資は長期での運用をベースに設計されていますので、中途解約すると、通常、約年数や契約条件に応じ、大幅に違約金を引かれて返金されます。

そして5年から30年などの契約時の償還期間をむかえた時に、やっとファンドの時価総額分が返還されます。償還額は元金を上回る場合もありますが、運用成績が悪ければ、極端な話、30年積立続けても元本割れということもあります。

そして、海外積立保険契約者が死亡したときは、生命保険金が支払われます。また元本確保型の商品などもあります。

日本人が加入している主な海外積立保険会社一覧

ロイヤルロンドン(RL360)
スタンダードライフ
フレンズプロビデント
アジアス
インベスターズトラスト
ハンサード
プレミアトラスト
サンライフ
メティス

なぜ海外積立保険保険の予定利回りは高いのか

1.オフショア地域(非課税地域)で資金運用しているから

まずは、アメリカやフランスなどではなく、オフショア地域(※投資運用益が非課税の地域)で資金運用していることが重要ポイントです。

海外の保険会社はケイマン諸島、マン島などのオフショア地域に法人を置いています。

これらの地域では法律上運用益に税金がかからないため、アメリカやフランスなどに法人を設立するより、資金を効率的に運用できるからです。

そのため、運用益を再投資することで同じ運用成績でもより高利回りになるのです。

2.中長期で複利運用が可能だから

海外積立保険は、オフショア地域で運用され、税金が引かれませんので、再投資を繰り返し、運用益を複利で運用することで高いリターンを得ることができる商品設計になっています。

「税金なんて大したことないよね?」と考えている人は甘いです。

投資パフォーマンスに一番大きな影響を与えるのは、実は「税金」と「手数料」です。

「税金」と「手数料」が安いと「大幅に」リターンは大きくなります。

このように予定利回りが日本の生命保険と全然違う一番の理由は中長期で課税率がゼロに等しいオフショア地域の税制面です。

海外積立保険(オフショア積立保険)の問題は高い手数料

上記のように、海外積立保険は運用益が非課税の地域で運用されていることは大きなメリットです。

しかし、問題は「高い運用手数料」です。これに気づかず、契約している日本人が多数いるようです。

例えば、S&P500に連動している海外生命保険があります。

日本でこのような投資信託を購入した場合、手数料は0.1~0.2%程度です。

しかし、海外積立保険を購入した場合、通常年数%の手数料がかります。

ですから、同じ商品設計でも、パフォーマンスは悪くなりがちです。

海外積立保険(オフショア生命保険)の短期解約は大幅な元本割れ

せっかく積み立てを始めても運用成績が悪いと、毎月の拠出が嫌になり、海外積立投資をやめてしまう人も出てくると思います。

ところが、海外生命保険の解約、特に2年以内の短期解約に対しては大きなペナルティが発生します。

積み立てた初期口座と言われる部分は契約年数によりますが、2年以内の場合は大幅に減額される、もしくは返金されないと思っていた方が良いと思います。

解約手数料が高い海外生命保険をわざわざ契約してしまう理由

これは、多くの場合、悪徳代理店や悪徳紹介者が原因です。彼らは紹介手数料だけが目当てで、投資家のことを全く考えていません。

「海外の高利回り商品だから大丈夫。万が一マイナスでも2年だけ我慢して初期口座分だけ積み立てをして、あとは積立停止をしても問題ない」というセールストークが日本全国で行われているようです。

これは完全なウソなので、信じてはいけません。

例えば元本保証などの商品で継続して積み立てて行くことが出来るのであれば、保険会社がつぶれない限り大丈夫かもしれませんが、そうでなければ手数料負けをして大きく元本割れをしてしまうことになります。

海外積立保険は解約が困難

契約の時には親切だった紹介者や代理店も、解約したいと言ったとたんに連絡がつかない、または冷たくされる、というケースがほとんどです。

そのため、海外積立保険のトラブルについて相談する人が周囲にはいないのが通常です。

そのため、解約をすることもできず、時間だけが過ぎていくことも多いです。

そして、当事務所への相談者には、頭の中がこのことでいっぱいになり、精神的に耐えられくなり、ストレスで体調を悪くして生活に支障が出てきてしまう方もいます。

当事務所のサービス

当事務所では、上記のような海外積立投資の解約にお悩みの方のため、海外積立投資を解約代行サポートを行っております。

そして、現在のところ、ほぼ全員のお客様が海外積立投資の解約に成功しております。

一刻も早く解約をしたいという投資家の方は、どうぞお気軽にご相談ください。

1.海外積立投資の解約代行サポート:22万円~

海外積立保険の解約、送金が完了するまで、しっかりサポートいたします。現在のところ、数カ月以内にほどんどのケースで日本への送金が完了しています。

2.海外積立保険の相続手続きサポート:55万円~

海外積立保険の相続手続きについては、生前に解約する場合と比べ、手続きも大幅に複雑になり、時間も長くかかりますので、相続人が自分で行うのはほとんど無理かと思います。

そこで、国際相続を得意とする当事務所が相続人の口座に資金を入金できるまで、しっかりサポートいたします。

海外ファンドの解約や相続専門の当事務所にご依頼することで、手続きについての不安がなくなり、資金回収までの手間や時間を大幅に削減できます。

一人で悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。