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ベトナムの現金持ち出し規制

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ベトナムの現金持ち出し規制(出国時)

ベトナムは中国と同様、現金持ち出しが厳しい国の一つです。ベトナムの現金(外貨・ベトナムドン)の持ち出し規制について、2026年時点でも大きな変更はなく、以下が基本ルールです。

外貨(米ドルなど)の持ち出し制限

申告不要の上限は、5,000米ドル相当額までです。

米ドル以外の外貨も「合計で5,000米ドル相当」までとなります。

5,000米ドル相当額を超える場合、申告が必要となります。

この場合、

①入国時に税関申告をしていること

②または、ベトナム国内の銀行が発行した「外貨持出許可証明書」が必要となります。これらがない場合、没収・罰金・出国遅延の可能性があります。

ベトナムドン(VND)の持ち出し制限

ベトナムドンの持ち出しについては、外貨より厳しくなっています。

ベトナムドンの場合、15,000,000 VND(約9〜10万円)までは、申告不要です。

それを超える場合も原則として 持ち出し不可です。

特別な許可がない限り、超過分は没収対象となります。そのため、 実務上、外国人が多額のベトナムドンを国外へ持ち出すことは非常に困難です。

ベトナムから日本円を持ち出す場合の扱いは?

日本円も米ドル同様、「外貨」として扱われます。

日本円+他の外貨の合計が5,000米ドル相当を超えるかで判断されます。

ベトナムからの現金持ち出しについてのよくあるトラブル例

①「円安だから円で持っていけば大丈夫」と思っていた

②外貨を分けて複数の財布に入れていた(合算されます)

③入国時に申告しなかった外貨を出国時に持ち出そうとした

④ベトナムドンを大量に余らせたまま空港へ行った

👉 税関では厳密にチェックされることが多く、言い訳はほぼ通りませんのでご注意ください。

ベトナムから資金を持ち出す安全な対処方法(おすすめ)

多額の現金は

👉 日本出発前に国際送金/海外送金
👉 ベトナム国内口座 → 海外送金

出国前にベトナムドンは空港や市内で外貨に両替(領収書を保管)

まとめ

ベトナムからの現金持ち出しは基本的に少額しかできません。また、日本入国時にも100万円相当額以上の持ち込みは税関で申告義務がありますので注意が必要です。

また、現金持ち出し規制は税関職員の裁量で厳しく運用されることがあります。

特に 長期滞在者・ビザ切替・出国トラブル経験者 は要注意となります。

中国からの現金の持ち出し規制とは?

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中国の銀行口座を解約したり、中国の銀行口座預金の相続手続き後に大きな問題となるのが中国から日本への資金移動です。そこで、中国からの現金の持ち出し規制について、海外投資と国際相続を専門とする行政書士わかりやすく整理します。


中国税関(Customs)のルール — 現金の持出し

持ち出しできる現金(人民元・外貨)

中国から出国する際の現金(手持ち現金)の制限は、中国税関(General Administration of Customs of the People’s Republic of China)が定める出入国時の携帯現金規定で管理されています。
公的機関の公式案内(中国税関)によれば、以下の通りとなります。

  • 人民元(CNY)現金:
    1人あたり 最大20,000元まで を携帯・持ち出し可能。
    これを超える現金は税関規定により制限・没収対象となります。
  • 外貨現金(USDなど):
    外貨では 5,000米ドル相当額(または同等額)まで の現金を申告無しに持ち出すことができます。
    5,000米ドル以上を持ち出す場合、税関申告や許可手続きが必要になります。

まとめ(税関申告枠)

  • 人民元:最大 20,000元まで(無申告で出国可能)
  • 外貨:最大 5,000USD相当まで(無申告で出国可能)
  • これを超える場合は申告・許可が必要になります。

「携帯外匯出境許可証(Permit for Carrying Foreign Currency Outbound)」について

外貨で5,000USD相当を超えて(かつ最大で10,000USD相当まで)持ち出したい場合は、中国の指定銀行で「携帯外匯出境許可証」を発行してもらい、それを税関申告時に提示する必要があります
(銀行・SAFE(国家外匯管理局)のルールに基づく手続き)i

  • 5,000USDまで:許可証不要
  • 5,000〜10,000USD:銀行発行の許可証を取得
  • 10,000USD超:国務院外匯管理局(SAFE)の許可が必要(一般的には許可されにくい)

申告義務

中国税関規則では、人民元20,000元超、または外貨5,000USD相当以上の現金を携帯する場合は税関申告が必要とされています。
申告用紙を正しく提出しなければ、多額現金は留置・没収される可能性があります。


外貨管理と送金(参考)

現金の物理的な持ち出しではなく、銀行送金・外貨取引については、中国の外貨管理(SAFE:State Administration of Foreign Exchange)が別途規制を設けています。
例えば、中国本土居住者の場合は、年間50,000USD相当まで外国送金が可能という個人向け外貨管理制度もあります(この規制は現金持ち出しとは別です)。


まとめ

項目現金の持ち出し制限
人民元(RMB)最大 20,000元まで(申告不要)
外貨(USD等)最大 5,000USDまで(申告不要)
外貨超過(5,000–10,000USD)銀行発行の許可証が必要
外貨10,000USD超SAFE許可が必要(例外的)
申告人民元・外貨とも基準超過時に税関申告必要

上記のように、中国は現金の持ち出しについて非常に厳しく制限しています。無申告で持ち出せる額以上の現金を持ち出すと、没収になったり、刑事罰を受ける可能性もありますので、ご注意ください。

住信SBIネット銀行の送金規制について

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住信SBI銀行は下記の地域については、海外送金や海外からの送金の受取ができません。

ジャージー島
マン島
ケイマン島
バヌアツ
バージン諸島

例えば、サンタンデール銀行の解約の場合、解約資金はジャージー島からの送金になることが多いと思われますが、住信SBIネット銀行での受け取りはできません。
ですので、銀行口座解約後の送金先は同行以外の銀行を設定する必要があります。

(参考)
住信SBIネット銀行 外貨送金、外貨受取ができない国・地域について

ノルウェークローネの旧紙幣の両替代行サポート

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ノルウェークローネの旧紙幣の両替について

ノルウェーを旅行した際や、過去に訪れた知人から譲り受けた紙幣の中に、すでに使用できなくなっている「旧紙幣」が含まれていることがあります。日本国内でも外貨の両替は一般的ですが、ノルウェークローネ(NOK)の旧紙幣となると、事情は少し複雑になります。ノルウェークローネの旧紙幣がどのような扱いを受けているのか、また現在でも両替可能なのかを詳しく解説します。

ノルウェークローネと旧紙幣の概要

ノルウェーの通貨単位は「ノルウェークローネ(NOK)」であり、硬貨と紙幣が流通しています。ノルウェー中央銀行(Norges Bank)は、一定の年数ごとに紙幣の新シリーズを発行しており、それに伴い旧紙幣は徐々に廃止されていきます。

例えば、200シリーズ(200kr紙幣)は2017年に新デザインに切り替わり、旧200クローネ紙幣は2020年5月30日をもって法定通貨としての効力を失いました。同様に、他の50、100、500、1000クローネ紙幣も順次新シリーズへと切り替えられました。

旧紙幣はどこで両替できるのか?

旧紙幣は、法定通貨としての効力を失った後も、すぐに無価値になるわけではありません。ノルウェー中央銀行(Norges Bank)は、旧紙幣の無期限引き換えを原則としており、条件を満たせば新しい紙幣と交換することが可能です。

では、どのような方法であれば、ノルウェークローネを両替できるのでしょうか?

1. ノルウェー国内の両替

最も確実なのは、現地に行き、ノルウェー中央銀行または指定された銀行支店で直接旧紙幣を新紙幣に交換することです。手数料はかからず、旧紙幣と同額の新紙幣が提供されます。ただし、旅費交通費は相当かかります。

2. 郵送による手続き

ノルウェーに行く予定がない場合、旧紙幣をノルウェー中央銀行に郵送することで交換手続きを行うことも可能です。ただし、本人確認書類、両替申請書、送金先銀行情報(IBAN/SWIFT)などの提出が必要で、英語またはノルウェー語での対応が求められます。郵送中の紛失リスク、没収リスクや送料も考慮する必要があります。

3.日本国内での両替

現在、日本国内の多くの外貨両替所(銀行・空港の両替カウンター・金券ショップなど)では、旧紙幣の取り扱いをしていない場合がほとんどです。理由は「流通停止紙幣=法定通貨としての信頼性がない」と見なされるためです。

USドルやユーロ等のメジャー通貨とは異なり、一部の外貨両替専門店では、ノルウェークローネ自体を扱っていない場合も多々あります。また、旧紙幣の買取ができたとしても、額面より大幅に低いレートでしか取り扱われないことが多いため、注意が必要です。

現在有効なノルウェークローネ紙幣の見分け方は?

旧紙幣と新紙幣の違いは、デザインとセキュリティ機能です。ノルウェーの現行紙幣は、近代的なグラフィックデザインが特徴で、表面には歴史的モチーフ、裏面には抽象的なパターンと波のグラデーションが採用されています。

もし手元にある紙幣が、自然風景や人物肖像が大きく描かれた「クラシックな紙幣」であれば、それは旧シリーズの可能性が高いです。ノルウェー中央銀行のウェブサイトでは、旧紙幣と新紙幣の一覧と画像が確認できます。

両替にあたっての注意点

①送金手数料・為替手数料に注意

特に郵送での両替は、返金が海外送金となるため、日本側の受取銀行でも手数料が発生します。

②高額紙幣は慎重に扱う

1000クローネ紙幣などは日本円で1万円近い価値があります。安全な方法での両替を選びましょう。

③換金目的での旧紙幣の購入は避ける

ネットオークションなどで安く旧紙幣を購入し、両替で儲けようとする行為は古物商の許可が必要な場合もあり、また盗品等のリスクも大きいため推奨されません。紙幣の状態や出所に問題があると、受理されない可能性があります。

当事務所のサポート

ノルウェークローネの旧紙幣は、法定通貨としては使用できなくなっていても、ノルウェー中央銀行での無期限交換が原則可能です。しかし、日本国内ではほとんどの両替所で対応しておらず、両替するにはノルウェーへの訪問や郵送での手続きが必要になります。

手元に旧紙幣がある場合は、まずノルウェー中央銀行のウェブサイトで対象紙幣かどうかを確認し、可能であれば現地での交換、難しい場合は郵送による手続きを検討するのがよいかと思います。

ただ、やりとりはノルウェー中央銀行と行うことになるので、日本語しかできない方にとってはハードルが高いと思われます。

そこで、当事務所では、ノルウェークローネの旧紙幣の両替手続き代行サポートを行っております。

ノルウェークローネの旧紙幣の両替手続きでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

【標準費用】

ノルウェークローネの旧紙幣両替手続サポート:11万円~

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